第18回大会
日本語文法学会第18回大会
会長 | 森山 卓郎 |
大会委員長 | 前田 直子 |
開催校責任者 | 矢澤 真人 |
日時: | 2017年12月2日(土)・3日(日) |
会場: | 筑波大学 筑波キャンパス(〒305-8577 茨城県つくば市天王台1-1-1) |
12月2日(土) | 第18回シンポジウム |
12月3日(日) | 午前(パネルセッション) 午後(研究発表) |
2017年12月2日(土)
会場:H号館(1H棟)・C号館(1C棟)
12:30- | 受付(1C棟2階エントランスホール) ※13:00までにご着席ください。 |
13:00-13:15 | 挨拶・事務連絡(1H201) |
13:15-17:20 | 第18回シンポジウム「日本語文法研究と教育との接点」(1H201) |
講師1: | 福嶋健伸 (実践女子大学) 「新しい学説はどのように古典文法教育に貢献するのか ―~ム・~ムズの違和感をテンス・アスペクト・モダリティ体系の変遷から説明する―」 |
講師2: | 和田尚明 (筑波大学) 「新しい学説はどのように外国語教育に貢献するのか ―モダリティ・心的態度・間接発話行為の日英の違いを言語使用の三層モデルから説明する―」 |
講師3: | 野田尚史 (国立国語研究所) 「日本語教育はどのように新しい日本語文法研究を創出するか ―「聞く」「話す」「読む」「書く」ための文法の開拓―」 |
指定討論者: | 砂川有里子 (筑波大学名誉教授) |
司会: | 天野みどり (大妻女子大学) |
17:25-17:50 | 会員総会(1H201) |
18:00-19:30 | 懇親会(2B107(第2エリア食堂)) ※フリー・トーク・セッションのご案内 |
2017年12月3日(日)午前
会場:C号館(1C棟)
10:00-12:00 | パネルセッション |
■A会場 (1C210) |
テーマ 「重複表現の形態・統語的分析と語用論的機能」 司会 大澤 舞 (東邦大学) 発表 大澤 舞(東邦大学) 「「跳べることができる」型表現と文内スタイルシフト」 納谷亮平 (筑波大学大学院生/日本学術振興会特別研究員) 「「しろください」の語用論」 長野明子 (東北大学) 「2種類の重複表現に関する形態論的考察」 三上傑 (東北大学) 「焦点卓越言語としての日本語におけるPhi素性一致現象とその特異性」 |
■B会場 (1C310) |
テーマ 「名詞句の飽和性と倒置可能性から見たコピュラ文分類の再検討」 司会 竹沢幸一 (筑波大学) 発表 三好伸芳 (筑波大学大学院生) 「名詞句の「飽和性」とコピュラ文」 井戸美里 (国立国語研究所非常勤研究員) 「指定文における値名詞句の性質と倒置可能性」 鈴木彩香 (国立国語研究所非常勤研究員)・大塚貴史 (筑波大学大学院生) 「コピュラ文分類におけるいわゆる同定文・同一性文の位置づけ―倒置可能性の再検討―」 指定討論者 橋本 修 (筑波大学) |
■C会場 (1C403) |
テーマ 「日本語教育文法研究のすすめ―文法研究の活性化とキャリアパスを見据えて―」 司会 庵 功雄 (一橋大学) 発表 高梨信乃 (関西大学) 「学習者の日本語運用から文法研究のヒントを拾い出す ―〈宣言・アナウンス〉の意志表現を例に―」 阿部二郎 (北海道教育大学) 「日本語教科書と母語話者による使用実態のギャップに説明を与える文法研究 ―「~だと思う」と「~φと思う」を事例として―」 井本 亮 (福島大学) 「教育文法のすきまを探り文法研究の論点を掘り起こす ―形容詞連用修飾の“程度的”用法をめぐって―」 |
■D会場 (1C406) |
テーマ 「統語・意味解析情報をタグ付けした日本語コーパスの開発 ―アノテーションの方法と文法研究への応用―」 司会 プラシャント・パルデシ (国立国語研究所) 発表 吉本 啓 (東北大学) 「イントロダクション」 スティーブン・ライト・ホーン (国立国語研究所非常勤研究員) 「アノテーション方式とインタフェース」 長崎 郁 (国立国語研究所非常勤研究員) 「ケース・スタディ」 |
12:00-13:15 | 昼食休憩 |
2017年12月3日(日)午後
会場:C号館(1C棟)
13:15-17:00 | 研究発表 |
■A会場 (1C210) |
司会:志波彩子 (名古屋大学) |
13:15-13:55 | 【招待】 林 誠 (名古屋大学) 「相互行為言語学」への招待— What is ‘Interactional Linguistics’? — |
14:00-14:40 | 落合哉人 (筑波大学大学院生) 対人場面の会話におけるフィラーが関わる連続使用 |
14:45-15:25 | 白川 稜 (筑波大学大学院生) 語りのmonologueにおける終助詞の出現傾向―被爆者証言における「ね」の頻出に着目して― |
15:25-15:35 | (休憩) |
司会:前田直子 (学習院大学) | |
15:35-16:15 | 川島拓馬 (筑波大学大学院生) 「わりに」「割合に」における接続助詞用法と副詞用法の関連について |
16:20-17:00 | 呂 妍 (早稲田大学大学院生) 否定を含む程度構文の意味解釈について |
■B会場 (1C310) |
司会:青木博史 (九州大学) |
13:15-13:55 | 百瀬みのり (大阪大学大学院生) 「ホドニ」の原因・理由を表す意味の獲得について |
14:00-14:40 | 岡村弘樹 (京都大学非常勤講師) 中世日本語動詞活用体系における一段活用について―「二段活用の一段化」の分析を通して― |
14:45-15:25 | 【招待】 山東 功 (大阪府立大学) 近代文法用語の成立と学校国文法―「順接・逆接」をめぐって― |
15:25-15:35 | (休憩) |
司会:仁科 明 (早稲田大学) | |
15:35-16:15 | 岩田美穂 (就実大学) 条件表現形式ギーの成立背景についての考察 |
16:20-17:00 | 【招待】 松丸真大 (滋賀大学) 関西方言の否定形式ナイ・アラヘン・チガウの諸用法 |
■C会場 (1C403) |
司会:三宅知宏 (大阪大学) |
13:15-13:55 | 新山聖也 (筑波大学大学院生) 動作をあらわす「形容詞ク形+する」と語彙性・生産性 |
14:00-14:40 | 竹本理美 (筑波大学大学院生) 主語の特徴から見た自動詞使役文の成立条件―他動詞文との比較を通して― |
14:45-15:25 | 江村健介 (岩手県立大学)・高橋英也 (岩手県立大学) 可能動詞と自・他動詞の獲得過程から見る接辞eの役割について |
15:25-15:35 | (休憩) |
司会:今野弘章 (奈良女子大学) | |
15:35-16:15 | 木村宣美 (弘前大学) 「後置された」連体修飾成分の統語特性に基づく後置文の分類 |
16:20-17:00 | 鈴木一徳 (東京工業大学大学院生/日本学術振興会特別研究員)・姜 銀実 (東京工業大学大学院生)・平川八尋 (東京工業大学) 非対格・非能格自動詞構文の数量詞遊離現象における容認度―実験的研究― |
■D会場 (1C406) |
司会:岡﨑友子 (東洋大学) |
13:15-13:55 | ――――この時間の発表はありません―――― |
14:00-14:40 | 大江元貴 (金沢大学) 終助詞ガ,ダの分析―文タイプも発話の力も変えない終助詞― |
14:45-15:25 | 榎原実香 (大阪大学大学院生) モの周辺的用法の再分類—文の階層構造ととりたての観点から— |
15:25-15:35 | (休憩) |
司会:舩木礼子 (神戸女子大学) | |
15:35-16:15 | 葉 懿萱 (東呉大学) 「スル」形による命令表現に関する一考察 |
16:20-17:00 | 酒井晴香 (筑波大学大学院生) 曖昧性をもつ<話し手行為+ますか>申し出文とその解釈に関する考察―話し手の事態認知に着目して― |